これは米国農務省の直近のレポート
<筆者抄訳>
ウクライナ政府は、2021年4月1日より、特定の食品の原産国または産地に関する新しい表示義務を採択した。新要件は、牛肉、豚肉、鶏肉 製品、蜂蜜、オリーブオイルを対象とし、2024年5月18日に発効する。この規則は、欧州連合との間で締結された深層包括的自由貿易圏協定に基づくウクライナの義務を果たすために採択されたもの。
この新要件は国産品と輸入品の両方に適用され、食品の生産・販売サイクル全体を通じて、原産国・国または原産地に関する情報を詳細に監視・伝達し 製品ラベルへ記載される。
食品のスタンダードも欧州に合わせているということ。食料も生活もエネルギーも安全保障も欧州寄りになりつつある流れの一つである、と捉えるべきか。
日本のメディアは絶対に取り上げないようなこうした細かい情報を一つ一つ積み上げて、事実を構成し、仮説を立てていく情報蓄積プロセスには驚くばかりだ。
マスメディアのように短期的に反応していることが多いと、事象の意味が分からなくなるリスクを改めて感じた次第である。
ウクライナについて知ろうと思うと、内部から発信される楽しいこと、良いことそうでないことに加え、外から見たウクライナに関する動きも共に重要であると思っている。
両方を知ったうえでウクライナに興味を持ち続ける自分でありたい。