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以下、欧州復興開発銀行(EBRD)によるウクライナの近況レポート

日本も先述の通り理事を出しているが、おそらくウクライナは担当していないだろう。

欧州の理事ががっちり抑えているからだ。水面下での政治的な暗闘については想像の域を出ないのでここに書くことは控える。

まぁコロナがなくてもいろいろ大変だったが、コロナで助けてくれることになったIMFからの資金が腐敗関連で止まっているので、逆に改革が進んでいる面があるということか。

他国と比べても厳しい表現が多いが、改善の可能性があるから指摘している、と思いたい。

いずれにしても国民は大変だな、と想像してしまう。

（以下引用・筆者訳・抜粋）
Covid-19以前から構造的な弱点が経済成長の重荷となっていた。

2020年第1四半期のGDPは前年同期比1.3％減、第2四半期はパンデミックの影響を受けて前年同期比4％減となった。

国際通貨基金（IMF）の新しいプログラムが承認され、2020年6月に18カ月間、50億米ドルのスタンドバイ・アレンジメントが承認されたことで、当面の資金需要が緩和され、特定の事前条件が実施されたことで、必要な外部資金が解放された。

エネルギーセクター改革の進展はまちまちである。

長い間待ち望まれていたナフトガス(注：国有ガス会社)の分離独立は、ウクライナのエネルギー回復力を向上させるが、再生可能エネルギーのフィードイン・タリフの強制的な遡及削減は、投資家の信頼を損ねる可能性がある。

ガバナンスの主要分野での進展が必要である。

当局は過去数年間、多くの分野で法改正を成功させてきたが、汚職撲滅に向けた取り組みが十分に進んでいないことにも対処する必要がある。

経過した今も、ウクライナでビジネスを行う上での主な障害のひとつとして、広範な汚職が存在している。

（引用終了）

フィードインタリフの遡及削減（日本でいう太陽光発電の売電の買取料金を契約終了前に料金をさかのぼって下げしまう、ということ）とか無茶苦茶だと思うが、それだけ背に腹は代えられない状況なのだろうと思う。

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話題を変えてウクライナ語を勉強するといいことがある。という説明を英語で行っている動画、Speak Ukrainian　チャンネルより引用。

7 BENEFITS OF LEARNING UKRAINIAN

西欧とは異なる文化を知る、ウクライナ人の友人を作りやすい（「紹介されて会うのはみな詐欺だ」と断言している。）、ウクライナ人の友人の家族（英語を話さない可能性が高い）とも知り合いになる...

確かにそうだが、スラブ系の言語の中で発音も含め一番入り易く、習得後（他の動画によればCEFRでB2以上だが）は他のスラブ系言語（ロシア語、チェコ語、ポーランド語）への展開もハードルが低い、という点には興味を持った。

実のところ、日本におけるウクライナ語の教科書を書いている先生方は、殆どロシア語の専門家レベルの方々である。

ロシア語→ウクライナ語というのが成立するのは確認できるが、ウクライナ語→ロシア語が成立するケースは見ていないのだ。

そうはいってもやることが変わるわけではなくて、毎日基礎訓練が続く。

下手ながらも筆記体でアルファベットを書くようになった。

単語を覚えつつ活用も覚えている。キリル文字とはいってもインドヨーロッパ語族なので、欧州大陸の言語の学習経験があると似ている点に気付かされることもある。

だからと言って楽というわけではない。