ニュース記事とウクライナ~バイアスは避けられないからこそ~
日本語のウクライナ関連ニュースは「政治的対立の舞台としてのウクライナ」が多い。
おそらくニュースの選択をするメディア関係者が受け手のレベルと関心を考えて取捨選択した結果であろう。
不思議となぜこうなるのか、背景や大きな流れについての解説はない。
切り取りしてあとは受け手が考えろということなのか、伝える人たちがそもそも理解していないのか、前者であると信じたい。
ただこれだけ同じパターンだとバイアスがかかってしまう。
それだけ日本にとってウクライナは遠い国であり、本音は「何があっても関係ない(あからさまには言えないが)」ということなのだろう。
変わり者の趣味人が関心を持つ所以である。
- ダラミさんのサイヤーデーツ 無添加 (1kg) 栽培期間 農薬不使用
- Pariz Nuts
- 食品&飲料
欧米メディアによれば、この国は食料、エネルギー(生産というより輸送ルートとして)、安全保障などいろいろな側面でロシア、欧州(+米国)にとって関心が高い地域らしい。
これまでいくつかの政治的変化を経て、欧米との結びつきを徐々に深め、電力系統ですらも欧州への連系に変えようとしている。
さらにEUにアプローチし、将来的にはNATO加盟も見えてくればロシアとして面白いわけがない。
東部地域、クリミア、さらに南西部のモルドバ国境において国際的には正当化の難しい「ロシア流」でバランスを取ろうとするのだろう。
なお、ウクライナ国内地域に関しての情報にアクセスするには、ウクライナ情報というサイトがある。すべてではないが、ウクライナについて「知っている」といえるだけの情報はある。なお、「」付であることに注意。
今のウクライナは、多軸での対立、欧州へのアプローチによる解放感、市場経済との結びつき、相変わらずの腐敗体質、長年形成された地域に住む人の社会観・習慣が組み合わさって揺れながら変化している、との印象を得ている。
なお、こうした話は上記のサイトには出ていない。念のため。
そのような想像をしながら、変化するプロセスにあるこの地域の言葉、文化、社会に一時のめりこむ楽しみを求めて参りたい。
Kyivの街並み
KIEV CITY UKRAINE
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